企業のSNSを兼任ひとりで回すなら、投稿頻度は週1回を「止めない回数」として決めるのが現実的だと、いまは思っています。

わたしは総務と兼任で、会社のInstagramを担当しています。
フォロワーは340人ほどです。

始めたときは週3回投稿するつもりでした。
3週目で止まり、そのまま2ヶ月、何も投稿しませんでした。

そこから週1回に落として、いまは1年半ほど続いています。
回数を決めるまでにやったことを、順番に書いていきます。

週3回で始めて、3週目で止まった理由を振り返る

Instagramを始めたのは、社長の「うちもそろそろSNSやっといて」という一言がきっかけでした。
何のためにやるのかは、そのとき誰も決めていませんでした。

目的を決めないまま始めるとどうなるかは、別の記事に書きます。

投稿の頻度を調べると、「毎日」「最低でも週3回」と書いてある記事がたくさん出てきました。
毎日は無理なので、週3回にしました。

月曜は工場の機械、水曜は社員の仕事の様子、金曜は会社のちょっとした出来事。
曜日ごとに中身を決めておけば回せると考えていました。

1週目と2週目は、なんとか3本ずつ出せました。
ただ、水曜の「社員の仕事の様子」は、毎回だれに頼むかで30分くらい迷っていました。
同じ人ばかり写すわけにもいかず、かといって忙しそうな人には声をかけにくかったのです。
3週目に総務の月末の締めが重なって、1本も出せませんでした。

一度止まると、次の投稿を出すのが妙に重くなります。
間が空いたことに何か理由をつけたほうがいい気がして、何を書くか考えているうちに2ヶ月たっていました。

止まった原因は、やる気ではなかったと思っています。
1本にどれくらい時間がかかるのかを知らないまま、回数だけ決めていたのが原因でした。

1本にかかる時間を測ってみる

再開する前に、1本の投稿にかかる時間を測りました。
スマホのストップウォッチで、作業ごとに計っただけです。

作業かかった時間
写真を撮る、または社内の写真フォルダから選ぶ15分
文章を書く15分
上司に見せて確認をもらう返事待ちで半日〜2日
ハッシュタグを付けて投稿する5分

写真に15分かかるのは、うちが工場だからでもあります。
取引先から預かっている図面や部品は、写真に写せません。
社員の顔が写るものは、本人に一声かけてからにしています。

工場の中で撮れる場所は意外と少なく、同じ機械を角度を変えて何度も撮ることになりました。

手を動かしている時間だけで、1本35分ほどでした。
週3回なら、それだけで1時間半を超えます。

わたしがWebに使える時間は、週に4〜5時間です。
その中に、ホームページのお知らせ更新や、Googleビジネスプロフィールの営業時間の更新も入っています。

週3回は、最初から入る余地がなかったということです。

もう1つ気づいたのは、上司の確認待ちでした。
作業の時間より、待っている時間のほうがずっと長かったです。

3本分の確認をばらばらにお願いしていたので、上司も返事がしにくかったと思います。

持ち時間から逆算して、回数を決める

測った数字をもとに、SNSに回せる時間から回数を決めることにしました。

週4〜5時間のうち、SNSに使っていいのは1時間まで。
これは上司と相談して決めました。

1時間あれば35分の投稿が1本入り、残りの時間でコメントへの返事ができます。
それで週1回にしました。

その代わりに、やめたこともあります。
ほかの会社のアカウントを見て回って「いいね」を付けること。
流行っている音源を調べてリール動画(縦長の短い動画)を作ること。

どちらも、やったほうがいいと書いてある記事を読んで始めたものでした。
でも、1時間の中には入りません。
やめてみて、困ったことはいまのところありません。

上司には「頻度を落とします」ではなく、「週1回を止めずに続けます」と伝えました。
同じ中身でも、こう言ったほうが話が通りやすかったです。

週3回と書いてある記事が間違っているとは思いません。
ただ、それは担当者がいて、SNSに毎日時間を使える会社の話なのだと思います。

回数を増やしたほうが伸びるのかどうかも、うちの規模では確かめようがありませんでした。
確かめられないことより、確実に続けられる回数を選びました。

月に1回まとめて作り、日時指定で出す

週1回にしても、毎週その時間を確保するのは難しい週があります。
そこで、作るのは月に1回にまとめることにしました。

月初めの金曜の夕方に、その月の4本分を作ります。
写真選びが一度で済むので、4本で2時間くらいに収まります。

上司の確認も、4本まとめて1回でお願いするようにしました。
確認待ちで止まることが、これでほぼなくなりました。

作った投稿は、Instagramの「日時指定」という機能で、先の日付に出るよう予約しておきます。
Instagramのヘルプによると、公開アカウントであればアプリから設定でき、最大で30日先まで指定できます。

やり方は、投稿を作る画面の最後にある「その他のオプション」から、「この投稿を日時指定」をオンにして日時を選ぶだけです。
画面の名前は変わることがあるので、見当たらなければヘルプで確認してください。

細かいことですが、金曜日が5回ある月は、5本目を作らないことにしています。
最初のうちは律儀に5本作っていましたが、その5本目のネタで毎回つまずきました。
週1回というのは「だいたい週1回」でいい、と自分で決めてから楽になりました。

1ヶ月分を先に作ってしまうと、月の途中で本業が忙しくなっても投稿は止まりません。
いま続いている一番の理由は、これだと思っています。

急ぎの告知はストーリーズに回す

月初めにまとめて作ると、急な告知が入らないという問題が出ます。
臨時休業や、展示会の直前のお知らせなどです。

こういうものは、ストーリーズで出すことにしました。
ストーリーズは、ハイライト(プロフィールに残しておける機能)に追加しない限り、24時間で消える投稿です。

消えるので、写真の出来をあまり気にしなくて済みます。
上司の確認も、文面をチャットで送って「これで出します」と伝えるくらいにしています。

去年、台風で工場を臨時休業にしたときは、朝7時に社長から電話が来て、10分後にはストーリーズで出していました。
普段の投稿のように確認を待っていたら、間に合わなかったと思います。

普段の投稿は月1回まとめて作り、急ぎのものだけストーリーズで出す。
この形にしてから、Instagramのことを考える時間が週に何度も割り込んでくることがなくなりました。

休んでいい時期を先に決めておく

週1回でも、どうしても無理な月はあります。
うちの場合は、年2回の展示会の月と、決算の時期です。

その月は隔週でいい、と上司と先に決めておきました。
あらかじめ決めてあれば、2週空いても「止まった」ことにはなりません。

最初に2ヶ月止まったとき、再開の投稿に何を書くかで悩みました。
いまは、間が空いてもお詫びや「再開します」という投稿はしないと決めています。
次の投稿を、いつもどおりに出すだけです。

4本を作ろうとして、ネタが3本しか思いつかない月もあります。
社内から写真や話題を集める方法は、それだけで長くなるので別の記事にまとめます。

フォロワーが増えたかどうかを上司にどう伝えているかも、別の記事で書きます。
ここでは、週1回を1年半止めなかったことを、上司がいちばん評価してくれたとだけ書いておきます。

まとめ

回数を先に決めて止まってしまったので、わたしは時間を測って、そこから回数を決め直しました。

一人でやるなら、まず1本の投稿に何分かかるかをストップウォッチで測ってみるのがいいと思います。
その時間と、自分が週に使える時間を並べれば、無理のない回数は自然に決まります。

わたしの場合はそれが週1回でした。