GA4の見方が分からない初心者のうちは、「レポート」の中にある「ページとスクリーン」という画面だけ見ればいいと、いまは思っています。
わたしはWeb担当になってすぐGA4を開き、何を見ればいいのか分からないまま3ヶ月放置しました。
開くとグラフと数字がたくさん並んでいて、どれも大事そうに見えます。
でも、その数字が多いのか少ないのか、判断する材料がありませんでした。
3ヶ月たってから、制作会社の担当者に「最初はどこを見ればいいですか」と聞きました。
そのとき教わった順番で、いまも月に1回だけ見ています。
画面の名前は、2026年9月時点のGoogleのヘルプで確かめて書いています。
GA4は画面がときどき変わるので、名前が違っていたら近いものを探してください。
目次
放置していた3ヶ月に、何を見ていたかを振り返る
当時のわたしは、開いてすぐに出てくる画面と、「レポート」を押したときに最初に出る「レポートのスナップショット」という画面を行き来していました。
どちらも、グラフと数字をまとめた画面です。
「ユーザー」の欄に4桁の数字が出ていて、それが先月より少し減っていました。
減っているのはまずいのか。
そもそもこの人数は多いのか、少ないのか。
比べる相手がいないので、何も判断できませんでした。
調べると「セッション」「エンゲージメント率」といった言葉が次々に出てきます。
意味を1つ調べるたびに、知らない言葉が2つ増えていきました。
週4〜5時間しかないWeb作業の時間を、言葉調べだけで使い切った週もあります。
いま思うと、数字のまとめから入ったのが遠回りでした。
まとめの数字は、サイトの中身をよく知っている人が見て、初めて意味が分かるものだったのだと思います。
左のメニューは「レポート」だけ押す
GA4を開くと、左側にメニューが縦に並んでいます。
- ホーム
- レポート
- 探索
- 広告
- 管理(歯車のマーク)
このうち、最初に使うのは「レポート」だけです。
ホームは、こちらの使い方に合わせてGA4が中身を選んで出してくる画面です。
使っているうちに表示される内容が変わるので、先月と比べるのには向いていませんでした。
探索は、見たい項目を自分で選んで表を組み立てる画面です。
一度開いてみましたが、何を選べばいいのか分からず、すぐ閉じました。
広告は、ネット広告を出している会社向けの画面です。
うちは広告を出していないので、開く必要がありません。
管理は設定を変える場所です。
間違って何かを変えたときに戻し方が分からないので、担当になったばかりのうちは触らないことにしました。
リアルタイムで自分のアクセスが映るか確かめる
ページを見る前に、一度だけやっておいてよかったことがあります。
GA4がちゃんと数字を取れているかの確認です。
やり方は次のとおりです。
- スマホで自社サイトを開いて、何ページか見る
- パソコンでGA4の「レポート」を開き、「リアルタイム」と名前のついた項目を押す
- 過去30分間のアクティブユーザー(いまサイトを見ている人の数)に、1以上の数字が出ているか見る
わたしのときは「1」と出ました。
自分のスマホがちゃんと数えられている、ということです。
0のままなら、サイトにGA4の計測の仕組みが入っていない可能性があります。
ここは自分で直せる範囲ではないので、制作会社に「GA4にアクセスが記録されていないようです」と伝えるのがいいと思います。
このとき、ひとつ気づいたことがありました。
自分のアクセスが数えられるということは、社内の人が自社サイトを見た分も数字に混ざっているということです。
うちは38人の会社なので、この影響はそれなりにありそうでした。
社内のアクセスを数字から外す設定は、別の記事に書きます。
「ページとスクリーン」で、どのページが見られているかを知る
ここが最初に見てほしい画面です。
「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」の順に押すと、サイトのページが一覧で並びます。
この画面を最初にすすめられた理由は、ページの名前が並んでいるからです。
「会社概要」「採用情報」「設備紹介」のように、自分が知っている言葉で表ができています。
ユーザーやセッションといった言葉が分からなくても、どのページが上にあるかは読めます。
見る列は2つだけにする
表には列がたくさんありますが、わたしが見ているのは次の2つです。
- 表示回数。そのページが表示された回数で、同じ人が2回開けば2と数える
- アクティブユーザー数。制作会社の担当者には「そのページを見た人の数、とざっくり考えていい」と言われました
平均エンゲージメント時間(ページがブラウザの前面に出ていた平均の時間)なども並んでいますが、最初は飛ばしました。
初めてこの画面をちゃんと見たとき、上から2番目に採用情報のページがありました。
製品のページより上です。
社内では誰もそう思っていなかったので、社長に伝えたら少し驚いていました。
数字の意味が分からなくても、並び順からこういう発見はできます。
逆に、下のほうには表示回数がほとんどないページも並んでいます。
そこから何を直すかを決める方法は、長くなるので別の記事にまとめます。
左側に「エンゲージメント」が見当たらないとき
レポートの中の分類は、GA4を作った時期や最初の設定によって違います。
ヘルプによると、左側に「ライフサイクル」ではなく「ビジネス目標」という分類が出ている場合もあるそうです。
その場合、「ページとスクリーン」は「ユーザー行動の調査」の中にあります。
分類の名前より、画面の名前で探したほうが早く見つかります。
「トラフィック獲得」で、どこから来たかを見る
2番目に見るのが、人がどこからサイトに来たかの画面です。
「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」の順に押します。
ビジネス目標の分類が出ている場合は、「見込み顧客の発掘」の中にあります。
表の一番左の列に、来た道の種類が並びます。
名前が分かりにくいので、わたしは次のように読み替えています。
| 画面に出る名前 | わたしの読み替え |
|---|---|
| オーガニック検索 | Googleなどで検索して来た人 |
| ノーリファラー | ブックマークやURLの直接入力など、来た元が分からない人 |
| オーガニック ソーシャル | InstagramなどSNSの投稿から来た人 |
| メール | メールに貼ったリンクから来た人 |
ほかにも行はありますが、うちのサイトで数字が大きいのは上の2つでした。
Instagramを始めて半年たっても、SNSからの行は小さいままでした。
正直がっかりしました。
ただ、社内で「Instagramでサイトに人は来ているの?」と聞かれたときに、数字で答えられるようになりました。
小さいと分かったこと自体が、次の話し合いの材料になっています。
期間をそろえて、月に1回だけ見る
画面の右上に、表示している期間が出ています。
ここを押すと、「過去7日間」「過去12か月間」のような決まった期間を選んだり、カレンダーで日付を指定したりできます。
わたしは毎月最初の平日に、前の月の1日から末日までを指定して、同じ2つの画面を見ています。
かかる時間は15分くらいです。
期間を選ぶところで「比較」をオンにすると、前の期間と並べて見られます。
先月より増えたか減ったかは、ここで分かります。
気をつけているのは、昨日や今日の数字で判断しないことです。
Googleのヘルプには、データの処理に24〜48時間かかることがあると書かれています。
以前、前日の数字が妙に少なくて、サイトが壊れたのかと制作会社に問い合わせたことがありました。
月初めに前月分を見るようにしてからは、そういう慌て方をしなくなりました。
見た数字は、表示回数の上位5ページと、来た道ごとの人数を表計算ソフトに書き写しているだけです。
それを上司に見せる形にするとき、どの数字を載せるかは、また別の記事で書きます。
まとめ
GA4は画面が多いので、全部分かろうとすると手が止まります。
わたしは3ヶ月、そうなっていました。
最初に開くのは、「レポート」の中の「ページとスクリーン」だけで十分だと思っています。
どのページが見られているかが分かると、ほかの数字の意味もあとから少しずつ入ってきます。
まずは月に1回、同じ期間を指定して、この画面を開くところから始めるのがいいと思います。